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2021.11.19 | ブログ

タップってなに?試作人が簡単解説!

おはようございます!本日はタップについて解説していきます!
穴あけ加工の一つであるタップ。種類なども含めて紹介していきますので是非ご覧ください♪

必達試作人
必達試作人
短納期の金属加工は大阪のアスクへ!

タップとは?

弊社所有のタップ

タップとは金属加工のための工具の一つです。
その役目は、金属やアクリルなどの素材にボール盤などで穴をあけた後、その穴の内側にねじ山(雌ねじ)を刻むというものです。

大量の加工が工業製品の場合は、フライスや放電加工によってねじ山が作られていますが、こういったものは研究用の試作品づくりやDIYなどの少量加工には向いていません。
しかしタップなら個人でも簡単に使用できます。
特にハンドタップなら扱いも簡単なことから、DIYなどでよく利用されています。

ちなみにタップを使ってネジ穴を加工する事を「タップを立てる」と言うこともあります。

タップには、形状やその用途によって様々な種類があり、使用するにも正しい知識が必要です。
特に気を付けなくてはいけないのが破損です。
タップは金属に溝を切るための工具なので、とても硬く、反面もろくもあります。

そのため正しく使用しないと簡単にタップが折れてしまうこともあります。
折れたタップが穴の中に詰まってしまえばDIY作業そのものが台無しになってしまうこともあります。

タップでねじ山を刻みやすいのは、金属でもさほど硬度の高くないアルミや真鍮、軟鉄、アクリル板などです。

タップの構造

タップそのものは電動ドリルのビットのような形をしています。
タップはねじ部の先端となる食いつき部があり、さらに削りくずの通る溝部、そしてねじ山を刻むねじ部、ホルダーで保持するシャンク(柄)部の4つの部位で構成しています。

素材にねじを刻む(立てる)ねじ部の先端が食いつき部で、先がテーパ(先細り)形状となっていてこの部分のねじ山が削られています。
これは加工した穴にスムーズにタップの先端が食いつくようにこのような形になっています。

切りくずを排出する溝の形には直溝型、ねじれ溝型などがあり、溝の数は2溝、3溝、4溝が一般的です。

タップの種類

スパイラルタップ

特長
・ねじれ溝
・切りくずをタップ進行方向とは逆に排出する
・下穴へ食いつきやすい

用途・被削材
・止まり穴ねじ加工向き
・構造用鋼、プラスチックなど

ねじれ溝式のタップをスパイラルタップといいます。
使い方を間違えると「雌ねじ」が大きくなり、板や支柱を傷つけてしまう可能性があるので、掘り具合に細心の注意が必要なタップです。
ただ、らせん状の溝があるタップのスパイラルタップは用途が広く、一般的にも多く利用されています。

日曜大工が趣味の方が多く利用されているということもあり、種類も非常に豊富です。
切りくずをタップの進行方向とは逆に排出し、下穴へ食いつきやすいという特徴があります。
主な用途としては止まり穴ねじ加工向きで、、構造用鋼、プラスチックなどにも使用可能です。

ポイントタップ

特長
・ポイント溝
・切りくずをタップ進行方向に排出する
・切りくずの障害が少なく切削トルクが低い

用途・被削材
・通り穴ねじ加工向き
・切りくずがコイル状にカールする被削材

ポイント溝タイプで、切削トルクが低いのが特徴のタップです。
切りくずをタップの進行方向に排出するため、切りくずが邪魔にならず作業できます。
こちらは性質上、通り穴ねじ加工にしか用いることができません。
ガンタップと呼ばれることもあります。
トラブルが少なく安定した加工ができます。

ロールタップ(盛り上げタップ)

ロールタップ

特長
・塑性でねじ山を盛り上げて加工する
・切りくずを出さない
・加工されているため、ねじ強度が大きい

用途・被削材
・柔らかい被削材の止まり穴加工に最適
・アルミニウム圧延材など展延性の良好な材質

塑性でねじ山を盛り上げて加工するタイプで、切りくずを出しません。
主に柔らかい被削材の止まり穴加工に適しており、その他にはアルミニウム圧延材など、展延性の良好な材質に用います。
加工された雌ねじの強度が大きいため、有効径のバラツキなどが非常に少ないのも特徴です。

ハンドタップ

ハンドタップ

特長
・ストレート溝
・(先)タップ、(中)タップ、(上)タップに分かれ、食いつき部の山数が異なる

用途・被削材
・高硬度の被削材
・鋳鉄、調質鋼など

ストレート溝タイプのタップです。
先タップ、中タップ、上タップに分かれており、食いつき部の山数が異なります。
主な用途は高硬度の被削材、鋳鉄、調質鋼などです。
手作業で使う場合は先タップから順番に使うのが定石ですが、いずれか1本でも使用することができます。
切りくずをタップ本体に抱え込むため、止まり穴や通り穴にも兼用可能です。

タップ加工の方法

ドリルで穴あけ

あける穴のサイズによってねじの大きさも変わってきます。
ドリルで穴をあける際にはサイズを守ることが大切です。
大きな穴をあける際には、2回か3回に分けて小さい穴をあけていくと上手くいきます。
ドリルで穴をあける際には垂直にあけることが大切です。
斜めになってしまうと出来るねじが斜めになってしまう可能性があります。
タップが折れてしまうトラブルにも注意が必要です。

あけた穴にタップを回転させながら入れる

ドリルであけた穴にタップを回転させながらあけていきます。
タップをハンドルにセットします。
素材が薄い場合には問題ないですが、厚みがある場合はボール盤で穴をあけた方が良い場合もあります。
タップをつけるときには機械油をつけることが大切です。
タップを回転させるために油を除くと動きが悪くなり、切粉も詰まりやすくなります。
タップを穴にまっすぐ当てて、押し当てながら回すことが大切です。

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株式会社アスク

【この記事の著者】

株式会社アスク 営業部

小ロット・小物部品の製作を手掛け、手のひらサイズの部品製作を得意としています。国家検定1級技能士が多数在籍し、一日でも早く製品をお届けするためお見積りの回答は最速1時間!
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