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試作人基礎講座

公開日: | 更新日: | 試作人基礎講座

旋盤バイトとは?種類や使い方を学んでいきましょう!

本日は旋盤バイトについて解説していきます。
種類や使い方など解説していきますので、是非ご覧ください♪

バイトとは

旋盤バイト

旋盤で使用するための切削工具をバイトと呼びます。
旋盤で被削材を回転させ、バイトを被削材に押し当てることで切削を行い、材料を目的の形状になるよう削り出しをするために使用される工具です。

バイトという言葉はオランダ語で工具のノミを意味するバイテルから派生した和製語だと言われています。
名称の語源は他にも諸説あり、正しい語源については定かではありませんが、バイトは日本だけに限られた呼び方で、英語ではカッティングツールと呼ばれています。

バイトの構造と各部の名称

バイトの構造は、機械に固定するための柄「シャンク」と、材料を削り取るための刃部「チップ」に分けられ、チップ交換式のスローアウェイバイトの場合は、シャンクとチップを取り付ける座の部分を合わせてボディーと呼びます。

チップにはすくい面・逃げ面・切れ刃と呼ばれる各部分があります。
すくい面は、被削材を削り取った際に切りくずを送り出す面です。
すくい面と垂直方向にあるのが逃げ面で、被削材に対し、切れ刃の部分のみが当たるように角度を持たせる役割を負っています。

すくい面と逃げ面が交わる稜線の部分が切れ刃です。
すくい面と逃げ面のそれぞれの角度はすくい角・逃げ角と呼ばれます。
すくい面の角の部分であるコーナーまたはノーズには一定の丸みが付けられていて、その半径がコーナーRまたはノーズRです。

コーナーR(ノーズR)は、刃先の剛性や切れ味に関係しています。
また場合によっては、チップブレーカーと呼ばれる、切りくずを細かく分断する機構を備えた部分がついていることもあります。

バイトの種類

旋盤で使うバイトは、形状や構造によっても分類できます。
バイトを形状で分類する場合は、それぞれの見た目によって分けられ、先の尖った剣バイトや片側だけに刃のある片刃バイトなどがあります。
構造で分類する場合は、シャンクから刃先までが一体化しているムクバイトや、刃先を交換できるスローアウェイバイトなどに分けられますが、研磨の必要がなく使いやすいスローアウェイバイトが現在は主流です。
スローアウェイバイトはチップの交換が可能なので、作業効率や経済面でメリットがあります。

バイトホルダとは

スローアウェイバイトで、チップを固定して保持するための工具として用いられるのがバイトホルダです。
バイトホルダは、外径加工用と内径加工用で求められる機能が異なります。
また、剛性や切込み角によっても行える加工が変わります。
チップの固定方式にもいくつか種類があり、それぞれ適している加工の種類があるため、行いたい加工に適したものをその都度選定しなければなりません。

バイトの使い方

バイトは、加工にあったものを適切に使うことで作業性を高め、工具寿命も長くすることができます。
旋盤による切削加工ではバイトに大きな負荷がかかり、バイトがすぐに破損してしまう可能性もあるため、、適切な種類の選定と用法を守って使用することが大切です。
旋盤での加工には外径加工・端面加工・内径加工・突っ切り加工・溝入れ加工・ねじ切り加工・などの種類があり、それぞれに適したバイトを選定する必要があります。
また、それぞれの加工においても使い方に関していくつかの注意点があります。

こちらの記事はSAKUSAKU様の記事を参照しております。

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株式会社アスク

【この記事の著者】

株式会社アスク 営業部

小ロット・小物部品の製作を手掛け、手のひらサイズの部品製作を得意としています。国家検定1級技能士が多数在籍し、一日でも早く製品をお届けするためお見積りの回答は最短1時間!
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