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試作人基礎講座

公開日: | 更新日: | 試作人基礎講座

材料解説シリーズ!!~タングステン編~

本日はタングステンについて解説していきます!!
特徴や用途など解説していきますので、是非ご覧ください♪

必達試作人
必達試作人
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タングステンとは

タングステンは元素記号「W」、原子番号74の金属元素で、英語では「Tungsten」と呼ばれています。
この「W」は、タングステンの別名「Wolfram(ウォルフラム)」に由来しています。
これは、16世紀にタングステン鉱石が鉛鉱と似ているため、スウェーデン語で「鉛の敵」を意味する「Wolfram」と名付けられたことに起因します。
タングステンは周期表の6族に属し、遷移金属の一種です。
自然界では単体として存在することは稀で、多くは主に酸化物鉱石(特にスヘライトと呼ばれるCaWO4など)として採取されます。
物理的には非常に重く、密度は約19.3 g/cm³であり、これは鉄の約2.5倍に相当します。
鉛や金とほぼ同じ密度であり、非常に重い金属として知られています。
また、タングステンの最大の特徴のひとつは、その高い融点です。
融点は3422℃(6192°F)と、金属元素の中で最も高く、これにより耐熱性に優れた材料として重宝されています。
高い融点に加え、沸点も非常に高く、5930℃にも達します。
これらの特性は、原子間の強い結合力と電子構造によるものです。
化学的には非常に安定しており、常温では空気中で酸化されにくく、腐食に強い性質を持ちます。
ただし、高温で酸素と反応すると酸化タングステンが生成されます。
強酸にはほとんど溶けませんが、強アルカリやフッ化水素酸には溶解する性質もあります。
また、タングステンは硬度も高く、モース硬度は約7.5に達します。
この硬さから、切削工具や耐摩耗材としての利用も期待されていますが、脆さがあるため単独での機械加工は難しい面もあります。
電気的には良好な導電性を示し、電気抵抗率は約5.6×10⁻⁸ Ω·mで、銅や銀よりは劣るものの、多くの用途で十分な導電性を持っています。
熱伝導率も高く、約174 W/m·Kと優れています。
これらの電気・熱特性も、高温環境下での使用に適した理由のひとつです。
磁性に関しては、タングステンは常磁性を示します。
つまり、強い外部磁場をかけると弱い磁化が生じる性質ですが、常温では強磁性は示しません。
以上のように、タングステンは「非常に高い融点」「高密度」「高硬度」「優れた耐食性と化学安定性」「良好な電気・熱伝導性」といった複合的な物理・化学的特徴を持つ希少金属です。
このため、特殊な産業用途や高温環境での材料として欠かせない存在となっています。

タングステンの歴史と発見経緯

タングステンの発見は18世紀後半にさかのぼります。
タングステンは、当時鉛鉱と間違われていた鉱石の中に含まれていた未知の金属元素として発見されました。
元素としての正式な発見は1781年、スウェーデンの化学者カール・ヴィルヘルム・シェーレ(Carl Wilhelm Scheele)が鉱石中に新しい酸化物を見つけたことに始まります。
シェーレは、スペインから輸入された重鉛鉱(現在のスヘライト:CaWO4)から新しい酸を抽出し、この酸を「タングステン酸」と名付けました。
この酸は従来の鉛酸とは異なる性質を持っていました。
シェーレの研究は重要でしたが、金属そのものを単離することまではできませんでした。
その後、1783年にスペインの鉱山技師フェルナンド・デル・リオ(Fausto Elhuyar)兄弟がシェーレの研究を基に鉱石から金属タングステンを初めて単離しました。
彼らは重鉛鉱を還元することで純粋なタングステンを得ることに成功し、この成果がタングステンの元素としての認知につながりました。
「タングステン(Tungsten)」という名称はスウェーデン語の「tung sten(重い石)」に由来し、ドイツ語圏では「Wolfram(ウォルフラム)」と呼ばれています。
この二つの呼称は現在でも混在しており、元素記号「W」は「Wolfram」に由来します。
19世紀になると、タングステンはその高い融点や硬度に注目され、さまざまな産業分野での利用研究が進みました。
特に電球のフィラメント材料としての可能性が検討され、20世紀初頭には白熱電球のフィラメントに採用されるようになりました。
タングステンの耐熱性はフィラメントの寿命と明るさの向上に寄与し、エジソン電球の改良に大きく貢献しました。
また、第一次世界大戦や第二次世界大戦の際には、タングステンは軍事用の高硬度合金や装甲材としても重要視されました。
重くて硬い性質を活かし、砲弾や装甲車の材料に使われるなど、戦略的な金属としての価値も高まりました。
現代においては、タングステンは電子機器、航空宇宙、医療機器など先端技術分野で欠かせない材料として利用されています。
また、希少性や採掘・精錬の難しさから、その資源管理やリサイクルの重要性も増しています。
以上のように、タングステンの歴史は18世紀の化学的発見に始まり、産業革命以降の技術革新と軍事需要によって発展してきました。
今もなお、その特異な物理的性質から、多様な分野で注目され続けている元素です。

タングステンの自然界における存在と産出地

タングステンは自然界では単体の金属としてはほとんど存在せず、主に酸化物や複合鉱石の形で存在しています。
代表的なタングステン鉱石は「スヘライト(CaWO4)」と「シェライト(WO3・H2O)」であり、これらの鉱石からタングステンが採掘されます。

タングステン鉱石の特徴

スヘライトはカルシウムとタングステン酸イオンが結合した鉱物で、比重が高く重いことから容易に識別できます。
光沢はガラス光沢で、色は黄色から褐色、灰色が一般的です。
一方、シェライトは水和酸化物で、淡黄色や赤褐色を示すことがあります。
これら鉱石は高温高圧の火成活動や熱水鉱床に関連して形成されることが多いです。

産出地

世界の主要なタングステン産出国としては、中国が圧倒的なシェアを持っています。
中国は世界のタングステン生産量の約80%以上を占めており、四川省や江西省などに多くの鉱床が存在します。
その他、ロシア、カナダ、ボリビア、ルーマニア、ポルトガル、日本などもタングステン鉱山を有していますが、規模は中国に比べて小さいです。
日本では、かつては石川県能登地方や岐阜県でタングステン鉱山が稼働していましたが、現在はほとんど閉山しています。
国内資源は限られており、タングステンの多くは輸入に依存しています。

採掘と精錬の流れ

鉱石は採掘後に選鉱され、不純物を取り除きます。
精錬工程では鉱石から酸化タングステン(WO3)を抽出し、これを水素などで還元して純粋なタングステン金属粉末を得ます。
この金属粉末は、さらに高温で焼結し成形され、製品化されます。

資源の希少性と供給リスク

タングステンは希少金属に分類され、その供給は地政学的要因に左右されやすい資源です。
特に中国の生産・輸出政策が世界市場に大きな影響を与えてきました。
このため、多くの国でタングステンの安定供給確保や代替材料の研究、リサイクル技術の開発が進められています。

自然界での他の形態

また、タングステンは鉱石以外にも微量ながら海水や土壌、植物体にも含まれていますが、その量は非常に少なく、実用的な採取源とはなっていません。
以上がタングステンの自然界での存在形態と主な産出地の概要です。
希少で重要な金属資源として、適切な資源管理が求められています。

タングステンの物理・化学的性質

銅タングステン

高融点とその理由

タングステンは、全ての金属元素の中で最も高い融点を持つ物質として知られています。
その融点は実に3422℃にも達し、他の金属(たとえば鉄:1538℃、ニッケル:1455℃、チタン:1668℃)と比べても圧倒的に高いことが分かります。
この極めて高い融点は、タングステンが持つ原子構造と結合エネルギーに由来しており、材料工学や金属学において極めて注目される特性です。
まず、タングステンが高融点を示す根本的な理由は、「強い金属結合」にあります。
タングステンは原子番号74の遷移金属であり、d軌道に多数の電子を持つため、自由電子の密度が非常に高くなっています。
この自由電子がタングステン原子同士の間に強固な金属結合を形成し、それにより格子構造が非常に安定になります。
特にタングステンは、体心立方構造(BCC:Body Centered Cubic)という結晶構造を持っています。
BCC構造は、高温でも安定性が高く、結晶内の原子間結合が緻密なことが特徴です。
これにより、原子を「バラバラ」にするのに必要なエネルギー、すなわち融解させるために必要なエネルギーが非常に大きくなります。
このため、タングステンは非常に高温になっても溶けにくく、高融点を実現しているのです。
また、タングステン原子自体の特性も影響しています。
タングステンは非常に重い原子であり、原子半径も比較的大きく、かつ電子配置が安定しているため、格子振動(原子が熱エネルギーにより振動する現象)に対する耐性が高く、原子が構造から脱出しにくい=融解しにくいという特性を持っています。
この高融点性は、タングステンが実際に使用される場面に大きな恩恵を与えています。
たとえば、白熱電球のフィラメントは数千度という高温にさらされますが、タングステンはその環境でも形状を保持し続けることができます。
また、真空中での高温加熱体、放電管や電子銃などの部品、高温耐久が要求されるロケットエンジンのノズル材、さらには核融合炉の内壁材料としての研究も進められています。
さらに、溶接や切削、レーザー加工などに使われるタングステン電極も、高温に耐える必要があるため、その融点の高さが決定的な意味を持っています。
これは、他の金属では実現できない耐久性・形状保持性を可能にし、機械や構造物の信頼性を大きく向上させています。
このように、タングステンの高融点は単なる物理的数値にとどまらず、その産業的価値と機能性を支える最も基本的かつ重要な特性の一つです。
そしてその特性は、タングステンの強固な原子間結合、自由電子の高密度、BCC構造による格子安定性といった、ミクロレベルの構造的要因によって支えられているのです。

高密度・高硬度の特徴

タングステンの代表的な特徴の一つに「高密度」と「高硬度」が挙げられます。
これらの性質は、材料工学や軍事、医療、宇宙開発など、過酷な条件下での材料選定において極めて重要です。
これらの特性は、タングステンの原子構造と結合の特性から生じており、実用面でも他の金属とは一線を画す性能を発揮しています。
まず、タングステンの密度は約19.3 g/cm³で、これは金(19.3 g/cm³)とほぼ同じです。
鉄(約7.87 g/cm³)の2.5倍以上、銅(約8.96 g/cm³)の2倍以上の値です。
これは、タングステンの原子量が183.84と非常に大きく、かつ原子間の結合が非常に密であるため、同じ体積に多くの質量が詰め込まれていることを意味します。
この高密度は、放射線遮蔽材や慣性質量が求められるジャイロ部品、バランスウェイトなどの用途において非常に有利です。
次に「高硬度」ですが、タングステン単体のビッカース硬度は350~400HV程度とされています。
ただし、合金化や焼結処理を行うことでさらに硬度を高めることが可能であり、タングステンカーバイド(炭化タングステン)では1800~2200HVという非常に高い硬度を示します。
この炭化タングステンは、切削工具や耐摩耗部品など、過酷な摩擦・衝撃を受ける環境で広く用いられています。
この高硬度は、タングステンの原子が密に結合し、格子構造が非常に強固であることに起因します。
タングステンの結晶構造である体心立方格子(BCC)は、高い剛性を持ち、外力に対して原子のずれが起きにくいため、変形しにくく、摩耗にも非常に強いのです。
これは、切削工具や金型材など、高精度・高耐久が求められる製品に最適です。
一方で、タングステンは「硬くて脆い」という性質も併せ持っています。
つまり、強い衝撃や急激な荷重変化には弱く、靭性(粘り強さ)に欠けることがあります。
これは結晶構造のせん断滑りの難しさや、常温では原子の動きが制限されることに起因します。
そのため、使用に際しては「脆性破壊」を避けるための設計や条件設定が重要となります。
さらに、高密度かつ高硬度という特性を活かし、タングステンは軍事用途(徹甲弾の弾芯材や装甲板)でも利用されています。
鉛の代替としても注目されており、環境負荷を抑えつつ性能を維持できるという利点から、釣りのおもりやゴルフクラブのウェイトなどにも応用されています。
以上のように、タングステンの高密度と高硬度は、原子構造に起因する本質的な物性であり、これらは単に「重くて硬い」というだけでなく、極めて過酷な使用条件下でも性能を維持できるという意味で、現代のハイテク産業を支える重要な材料特性なのです。

化学的安定性と耐腐食性

タングステンは、金属の中でも非常に優れた化学的安定性と耐腐食性を持つことで知られています。
この特性は、過酷な環境や高温下における用途において、タングステンが他の金属では代替できない理由のひとつです。
高温化学装置、電子部品、航空宇宙材料など、腐食や酸化が致命的となる場面で、その性能が最大限に活かされています。
まず、タングステンは常温・常圧の空気中では非常に安定しており、酸化や腐食の進行はほとんど見られません。
これは、タングステン表面に極めて薄いが緻密な酸化被膜が自然に形成され、これが酸素や水分の侵入を防いでいるためです。
この酸化被膜は、他の金属のように自然に崩壊することがなく、安定しているため、長期間の使用にも耐えることが可能です。
しかし、タングステンは高温(約400~600℃以上)になると徐々に酸化が進行し、青白色の酸化タングステン(WO₃)を形成します。
この酸化物は揮発性があるため、高温環境での空気中使用では損耗が起こる場合があります。
そのため、実際に高温使用を行う場合は、真空中または不活性ガス中での使用が推奨されます。
酸性環境下においても、タングステンはかなりの耐性を示します。
たとえば、硝酸や塩酸、硫酸などの通常の無機酸に対してはほとんど侵されません。
ただし、王水やフッ化水素酸など一部の強力な酸化性・腐食性を持つ薬品には溶解する可能性があります。
特にフッ化水素は、タングステンと反応して可溶性の錯体を作るため注意が必要です。
アルカリ溶液については、強アルカリ(例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)中で加熱されると、タングステン酸塩を形成して溶解することがあります。
したがって、高温・高濃度のアルカリ環境では腐食が進行する場合があるため、使用条件の確認が重要です。
また、海水や湿潤環境中での腐食にも比較的強く、一般的な塩水環境で急速に腐食することはありません。
ただし、酸素と水分、電解質が組み合わさった条件下で長期間使用する場合は、局所的な腐食のリスクも考慮されるべきです。
このような高い耐腐食性・化学的安定性を持つことから、タングステンは化学装置や熱交換器、燃焼炉の部材、原子力関連機器、電子管や真空装置の部品など、幅広い分野で活躍しています。
さらに、タングステンを化合物や合金として使用することで、用途に応じた耐薬品性や加工性の調整も可能です。
総じて、タングステンの化学的安定性と耐腐食性は、その原子構造による強固な金属結合、表面の酸化被膜の形成、そして腐食反応に対する不活性さに起因しています。
これらの性質は、信頼性の高い構造材料や部品設計において極めて重要な要素となっています。

軍事・航空宇宙分野での特殊用途

タングステンは、その極めて高い融点・密度・硬度・耐熱性・耐腐食性といった優れた特性から、軍事および航空宇宙分野において非常に重要な材料として活用されています。
これらの分野では、極端な温度変化、高圧、高衝撃、放射線、高速飛行など、非常に過酷な環境下での信頼性が要求されるため、タングステンの持つ物性が理想的なマッチングを見せます。

軍事分野での用途

軍事用途において最も代表的な使用例の一つが、徹甲弾(APFSDS:Armor-Piercing Fin-Stabilized Discarding Sabot)の弾芯材です。
タングステンは非常に高い密度(19.3 g/cm³)と高硬度を有しており、標的の装甲を貫通する能力に優れています。
もともとは劣化ウラン(DU)が使用されていましたが、放射性や環境への悪影響の懸念から、より安全な代替材としてタングステンが注目され、近年では多くの国がタングステン合金に移行しています。
また、爆弾やミサイルのペネトレーター(貫通体)としても使用され、地下施設やコンクリート構造物への攻撃において、破壊力と貫通力の向上を図るためにタングステンが選ばれています。
さらに、手榴弾やクラスターボムの破片としても、タングステンはその高密度ゆえに遠心力による飛散距離が長く、殺傷能力を高める素材として用いられる場合があります。

航空宇宙分野での用途

航空宇宙分野では、耐熱性と高密度によるバランスウェイトという2つの特性が特に重視されます。
タングステンは3422℃という極めて高い融点を持つため、ロケットエンジンのノズルや推進機部品、再突入機の耐熱構造材として使用されることがあります。
これらの環境では、金属が高温ガスや摩擦熱に曝されるため、寸法安定性と耐酸化性が不可欠であり、タングステンの優位性が発揮されます。
また、タングステンは質量の集中が必要な箇所に使われるバランスウェイトとしても有効です。
たとえば、人工衛星や航空機では、機体や機器の重心を最適化するために、限られた空間に重い物質を配置する必要があります。
この場合、タングステンは小さな体積で高い質量を提供できるため、設計上非常に有利です。
さらに、放射線遮蔽材としての用途もあります。
宇宙空間では宇宙線や太陽フレアなどによる放射線が問題になりますが、タングステンは高密度によりガンマ線やX線などの高エネルギー放射線を効果的に遮蔽することができます。
これにより、人工衛星の電子機器や宇宙飛行士の被ばく防止にも寄与しています。

今後の展望

近年は、極超音速兵器(マッハ5以上で飛行する兵器)や小型人工衛星、再使用型ロケットの部品など、新たな航空宇宙技術の進展により、タングステンの重要性はさらに高まっています。
特に、高温での長時間耐久、高速衝突に耐える強度、放射線防護といった多機能性を1つの材料に求める流れの中で、タングステンは数少ない選択肢のひとつとなっているのです。

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株式会社アスク

【この記事の著者】

株式会社アスク 営業部

小ロット・小物部品の製作を手掛け、手のひらサイズの部品製作を得意としています。国家検定1級技能士が多数在籍し、一日でも早く製品をお届けするためお見積りの回答は最短1時間!
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