丸材は旋盤加工でお任せ!加工事例や構造などを解説いたします!
当社では新たにブログを始めていきたいと思います!
製造業の方にとってブログはあまり馴染みがないかもしれませんが。。。
記念すべき1記事目は旋盤加工についての記事を書こうと思います!
製造業に携わっている方であれば当たり前のことかもしれないですが、お付き合いください♪
旋盤加工とは
旋盤加工とは、バイトと呼ばれる切削工具を使用して工作物を削る切削加工の一種で、回転する工作物を固定したバイトによって削る加工方法のことです。
旋盤で加工する形状としては、基本的に丸物となります。
マシニング加工と比べると、段取りが少なく加工時間短くなるので素早い対応が可能です。
マシニング加工との違いは、材料を回転させ削るということです。
取り付けた金属を回転させ、チップなどの機械工具で削っていきます。
また、旋盤加工は製品が回転することで加工を行うので、外径や内径の寸法を出しやすいというメリットがあります。
同芯で外径と内径を加工できるので、ブレることがない製品を作り出すことができ、寸法精度が出しやすいという特徴があります。
旋盤での加工事例
旋盤で加工できる事例としては、「外周の加工」「端面の加工」「穴あけ加工」「ねじ加工」の4つに分けられます。
① 外周の加工
もっとも一般的な加工で、円柱形状に削ったり、円柱形状の途中で直径が変わる段付き形状に加工します。
また、徐々に直径が変わるテーパ加工や曲面加工のほかに、溝を入れたり材料を切り落とす突切り加工があります。
② 端面の加工
工具を工作物の側面に当てることで、端面の加工を行います。
ただし旋盤の性質上、工作物の右端面しか加工できないので、左端面を加工する場合には、工作物をチャックから外して、左右入れ替えることで両端面の加工を行えます。
③ 穴あけ加工
旋盤では、右端面の中心位置にドリルで穴あけ加工ができます。
直径の大きな穴の場合には、ドリルで穴あけ後、さらにバイトで所定の寸法まで削ります。
これを中ぐり加工といいます。
④ ねじ加工
おねじ加工は工作物の外周におねじ切りバイトで加工します。
一方、めねじ加工はドリルで穴あけ加工してからめねじ切りバイトで加工します。
もう一つの方法は、旋盤から外してダイスとタップという工具を使って手作業で加工する方法もあります。
旋盤の種類
当社で所有している汎用旋盤とNC旋盤例
旋盤には、「汎用旋盤」「正面旋盤」「立て旋盤」「NC旋盤」があります。
通常、旋盤といえば普通旋盤を指します。
正面旋盤は工具の向きが普通旋盤と90゜違った構造になっており、外径が大きく長さの短い工作物の面加工に向いています。
立て旋盤は普通旋盤を垂直に立てた構造で、工作物を水平な面に固定するため、重量物の加工に向いています。
また、NC旋盤は数値データを入力することにより、自動で加工を行える生産性の高い工作機械で加工現場での主力機種になっています。
旋盤の構造
旋盤は大きく3つの機能で構成されています。
① 加工者から見て左側は工作物を回転させる「主軸台」
② 中央部は工具(バイト)を前後左右に移動させる「往復台」
③ 右側は長い工作物を支えたり、工作物の端面中央に穴あけを行う工具(ドリル)を固定する「心押し台」
通常は、「主軸台」と「往復台」のみを使用し、必要に応じて「心押し台」も併用します。
往復台の前後左右の移動は、手動だけでなく自動で送る機能も付いています。
また細くて長い工作物はたわみやすいので、工作物の右端面の中心に小さな穴を加工し、この穴に心押し台に保持された先端の尖ったセンタと呼ばれる部品を押し当てることで工作物を支えます。
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