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試作人基礎講座

公開日: | 試作人基礎講座

耐食性について解説します!

耐食性の基礎知識

耐食性とは

耐食性とは、金属や材料が使用される環境下において、腐食の発生や進行にどの程度耐えられるかを示す性能を指す。
腐食は、材料が周囲の空気、水分、薬品、塩分などと反応することで、表面が劣化・損傷し、最終的には機械的強度や機能を低下させる現象である。
耐食性は、この腐食に対する抵抗力の総称であり、材料選定や製品設計において極めて重要な評価項目となる。
耐食性が重要視される理由は、単なる外観品質の維持にとどまらない。
腐食が進行すると断面欠損による強度低下や、摺動部の固着、流体配管の漏洩など、重大な機能障害や安全リスクにつながる可能性がある。
特にインフラ設備、産業機械、屋外構造物、医療・食品機器などでは、耐食性の良否が製品寿命や保守コストを大きく左右する。
また、耐食性は材料固有の性質のみで決定されるものではない。
合金成分、組織状態、表面粗さ、加工履歴、使用環境など複数の要因が相互に影響し合うため、単一の数値で一律に評価することは難しい。
このため、耐食性とは「特定の環境下で、どの程度の期間、機能を維持できるか」という相対的な性能指標として捉える必要がある。

腐食のメカニズムと発生要因

金属腐食の多くは電気化学的反応によって発生する。
水分や電解質が存在する環境では、金属表面に微小な電位差が生じ、アノード部で金属が溶解し、カソード部で還元反応が進行する。
この局所的な反応の繰り返しが、腐食として材料表面に現れる。
特に水と酸素が同時に存在する環境では腐食反応が進みやすい。
腐食を促進する要因としては、湿度、温度、塩化物イオン、酸・アルカリの存在、溶存酸素量などが挙げられる。
例えば、沿岸地域や融雪剤が使用される環境では塩化物イオンの影響により腐食速度が著しく増大する。
また、高温環境では化学反応速度が上昇し、腐食が加速される傾向にある。
さらに、加工や溶接によって生じる残留応力、異材接触、表面の傷や隙間も腐食の起点となりやすい。
これらは材料自体の耐食性が高くても、使用条件次第で局所的な腐食を引き起こす原因となる。
そのため、腐食の理解には材料特性だけでなく、使用環境と製造プロセスを含めた総合的な視点が不可欠である。

耐食性と防錆性・耐久性の違い

耐食性と混同されやすい概念に「防錆性」や「耐久性」があるが、それぞれの意味と役割は異なる。
防錆性は主に鉄鋼材料を対象とした用語であり、赤錆の発生を抑制する性能を指す場合が多い。
塗装や亜鉛めっきなどの表面処理は、防錆性向上を目的として用いられる代表的な手法である。
一方、耐食性はより広義の概念であり、鉄鋼に限らず、ステンレス鋼、アルミニウム、銅合金、チタンなど、あらゆる材料に適用される。
錆が目に見えなくても、腐食による性能劣化が起こる場合があり、その点で耐食性は防錆性よりも包括的な評価軸といえる。
また、耐久性は腐食だけでなく、摩耗、疲労、衝撃、熱劣化などを含めた総合的な寿命性能を指す。
耐食性が高くても、機械的負荷に弱ければ耐久性は十分とはいえない。
したがって、用途や使用条件に応じて、耐食性・防錆性・耐久性のどれを重視すべきかを明確にし、適切な材料や表面処理を選定することが重要である。

腐食の種類と特徴

腐食

均一腐食(全面腐食)の特徴

均一腐食とは、材料表面全体がほぼ同じ速度で腐食していく現象を指し、「全面腐食」とも呼ばれる。
鉄鋼材料に発生する赤錆は、この均一腐食の代表例であり、空気中の酸素と水分が存在する環境で広く見られる。
局所的な深い損傷が生じにくい一方、長期間にわたって徐々に肉厚が減少していく点が特徴である。
均一腐食は進行が比較的予測しやすく、腐食速度を把握できれば、設計段階で腐食代(腐食余裕)を見込むことが可能である。
そのため、橋梁や鋼構造物、タンクなどの分野では、均一腐食を前提とした材料設計や保守計画が立てられることが多い。
一方で、腐食速度が速い環境では短期間で強度低下が進行する恐れがある。
特に高湿度環境、酸性雰囲気、工業地帯などでは腐食反応が促進され、想定以上の劣化を招く場合がある。
このため、塗装やめっきなどの表面処理による防食対策が有効とされる。
均一腐食は比較的管理しやすい腐食形態であるが、放置すれば確実に材料寿命を縮める。
定期的な点検と適切な防食処理が不可欠である。

孔食・隙間腐食の発生条件

孔食は、材料表面の一部に局所的な腐食が集中し、針穴状またはくぼみ状に深く進行する腐食形態である。
特にステンレス鋼やアルミニウム合金など、不動態皮膜を形成する材料で発生しやすい。
不動態皮膜が局所的に破壊されることで、急激な腐食が進行する点が特徴である。
隙間腐食は、ボルト締結部、重ね合わせ部、ガスケット下など、酸素供給が不十分な狭い隙間で発生する腐食である。
隙間内部では酸素濃度が低下し、外部との電位差が生じることで、局所的に腐食反応が促進される。
孔食と同様に外観から発見しにくく、進行すると短期間で貫通に至る危険性がある。
これらの腐食は、塩化物イオンの存在によって特に発生しやすく、海水環境や融雪剤が使用される環境では注意が必要である。
材料選定だけでなく、構造設計において隙間を作らない工夫や、耐孔食性に優れた材質の採用が重要となる。

応力腐食割れ(SCC)の概要

応力腐食割れは、引張応力と特定の腐食環境が同時に作用することで、材料が脆性的に割れる現象である。
外観上は大きな腐食が見られない場合でも、内部で微細な亀裂が進行し、突発的な破断に至る点が大きな特徴である。
ステンレス鋼、アルミニウム合金、高強度鋼などで発生事例が多い。
応力腐食割れに関与する応力には、使用中に加わる外力だけでなく、加工や溶接によって生じた残留応力も含まれる。
そのため、設計時に想定していない応力条件下でも発生する可能性がある。
特に塩化物環境、高温水、アルカリ環境などは、SCCの発生リスクを高める要因となる。
SCCは進行が外観から判断しにくく、発見が遅れると重大事故につながる恐れがある。
このため、材料選定段階での環境適合性評価、応力低減設計、溶接条件の最適化など、多角的な対策が求められる。


異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)

異種金属接触腐食は、電位の異なる金属同士が電解質を介して接触することで発生する腐食現象である。
電位の低い金属がアノードとなり優先的に溶解し、電位の高い金属は保護される。
この現象はガルバニック腐食とも呼ばれる。
例えば、鉄と銅、アルミニウムとステンレス鋼などの組み合わせでは、条件次第で腐食が加速される。
特に湿気や水分が存在する環境では電気回路が成立しやすく、腐食が顕著となる。
対策としては、異種金属の直接接触を避ける絶縁処理、電位差の小さい材料選定、犠牲防食の活用などが挙げられる。
設計段階での配慮が重要であり、後工程での対処が難しい腐食形態の一つである。

環境腐食(大気・海水・薬品環境)

環境腐食とは、使用される周囲環境によって発生・進行する腐食の総称である。
一般大気中では湿度や大気汚染物質が影響し、工業地帯では硫黄酸化物などによる腐食が問題となる。
海洋・沿岸環境では塩分の影響により、腐食速度が著しく増大する。
また、化学薬品を扱う環境では、酸・アルカリ・有機溶剤などに対する耐食性が求められる。
材料によって耐性は大きく異なり、適切な選定を誤ると短期間で深刻な腐食が発生する。
環境腐食は材料特性と使用条件の相互作用によって決まるため、実使用環境を正確に想定した評価が不可欠である。
カタログ値だけに頼らず、過去の実績や試験結果を踏まえた判断が求められる。

材料別に見る耐食性の違い

炭素鋼・低合金鋼の耐食性

S45Cの試作品

炭素鋼や低合金鋼は、機械的強度や加工性、コスト面で優れている一方、耐食性という観点では比較的弱い材料に分類される。
鉄を主成分とするこれらの鋼材は、空気中の酸素と水分が存在するだけで容易に酸化反応を起こし、赤錆を発生させる性質を持つ。
特に屋外や高湿度環境では、表面から均一腐食が進行しやすい。
低合金鋼では、クロムやニッケルなどを微量添加することで耐食性を若干向上させたものも存在するが、ステンレス鋼のように不動態皮膜によって腐食を抑制するレベルには至らない。
そのため、炭素鋼系材料を使用する場合は、材料単体で耐食性を確保するのではなく、塗装やめっきなどの表面処理を併用することが前提となる。
一方で、腐食形態が主に均一腐食であるため、腐食進行を予測しやすいという利点もある。
腐食代を見込んだ設計や、定期的な塗装更新によって長期使用が可能なケースも多い。
用途や使用環境を限定すれば、コストパフォーマンスに優れた材料といえる。

ステンレス鋼の耐食性(SUS304・SUS316 など)

ステンレス鋼は、クロムを主成分として含有し、表面に形成される不動態皮膜によって高い耐食性を発揮する材料である。
代表的な鋼種であるSUS304は、一般的な大気環境や淡水環境において優れた耐食性を示し、建築部材や食品機器など幅広い分野で使用されている。
一方、SUS316はモリブデンを添加することで耐孔食性・耐隙間腐食性が向上しており、海水や塩化物イオンを含む環境での使用に適している。
このように、ステンレス鋼は合金成分の違いによって耐食特性が大きく変化する点が特徴である。
ただし、ステンレス鋼は「錆びない鋼」と誤解されがちだが、使用環境や設計条件によっては孔食や応力腐食割れが発生することがある。
特に塩化物環境や高温条件では注意が必要であり、適切な鋼種選定と構造設計が耐食性確保の鍵となる。

アルミニウム・アルミ合金の耐食特性

A5052の大きな試作品

アルミニウムおよびアルミ合金は、軽量で加工性に優れるだけでなく、比較的高い耐食性を有する材料である。
これは、アルミニウム表面に自然形成される緻密な酸化皮膜が、内部金属を保護する役割を果たすためである。
この皮膜は空気中で速やかに再生する性質を持ち、一般大気環境では安定した耐食性を示す。
しかし、アルミニウムはすべての環境に強いわけではない。
塩化物イオンの存在下では孔食が発生しやすく、海水環境では急速に腐食が進行する場合がある。
また、強酸性・強アルカリ性環境にも弱く、用途を誤ると短期間で劣化する恐れがある。
合金系によっても耐食性は異なり、銅を多く含むアルミ合金では耐食性が低下する傾向がある。
そのため、アルミニウム材料を使用する際には、軽量性だけでなく、使用環境と合金成分を踏まえた選定が不可欠である。

銅・銅合金の耐食性

銅および銅合金は、耐食性と導電性を兼ね備えた材料として古くから利用されてきた。
大気中では表面に酸化皮膜や緑青と呼ばれる保護層が形成され、内部の腐食進行を抑制する特徴がある。
このため、配管、電気部品、建築装飾材など多様な用途で使用されている。
特に淡水環境では安定した耐食性を示す一方、アンモニアや硫黄化合物を含む環境では腐食が促進される場合がある。
また、銅合金の種類によって耐食性は大きく異なり、黄銅では脱亜鉛腐食、青銅では特定環境下での腐食が問題となることがある。
銅系材料は比較的耐食性に優れるものの、万能ではない。
環境条件を正確に把握し、適切な合金系を選定することで、その特性を最大限に活かすことが重要である。

チタン・ニッケル合金など高耐食材料

チタンやニッケル合金は、極めて高い耐食性を有する材料として、化学プラントや海洋、医療分野などで使用されている。
チタンは表面に形成される強固な酸化皮膜により、海水や多くの化学薬品に対して優れた耐性を示す。
特に耐孔食性・耐隙間腐食性に優れている点が特徴である。
ニッケル合金は、酸・アルカリ・高温環境など過酷な条件下でも安定した耐食性を発揮する。
インコネルやハステロイといった合金は、他材料では対応できない腐食環境で使用されることが多い。
ただし、これらの材料はコストが高く、加工性にも制約がある。
そのため、必要以上に高耐食材料を選定するのではなく、使用環境に応じた合理的な選択が求められる。

表面処理による耐食性向上技術

めっき処理(亜鉛・ニッケル・クロムなど)

めっき処理は、金属表面に別の金属皮膜を形成することで耐食性を向上させる代表的な表面処理技術である。
中でも亜鉛めっきは、鉄鋼材料の防食手段として広く用いられており、犠牲防食作用によって基材を腐食から保護する点が大きな特徴である。
亜鉛は鉄よりも電位が低いため、皮膜が損傷しても亜鉛が先に溶解し、鉄の腐食進行を抑制する。
ニッケルめっきは、外観性と耐食性のバランスに優れ、装飾用途から工業用途まで幅広く使用される。
均一で緻密な皮膜を形成できるため、大気環境下での耐食性向上に効果的である。
一方、クロムめっきは硬度と耐摩耗性に優れるとともに、表面の耐食性を高める目的でも利用される。
めっき処理は皮膜厚さや下地処理の品質によって性能が大きく左右される。
適切な処理条件を選定しなければ、期待した耐食性が得られないため、用途に応じためっき種類の選択が重要となる。

化成処理(クロメート・リン酸塩皮膜)

化成処理は、金属表面を化学反応によって皮膜化し、耐食性や塗装密着性を向上させる表面処理技術である。
代表的なものにクロメート処理やリン酸塩皮膜処理があり、鉄鋼、亜鉛、アルミニウムなど幅広い材料に適用されている。
クロメート処理は、亜鉛めっきやアルミニウム表面に施されることが多く、自己修復性を有する皮膜によって高い耐食性を発揮する点が特徴である。
ただし、六価クロムの環境負荷問題を背景に、近年では三価クロメートへの移行が進んでいる。
リン酸塩皮膜処理は、鉄鋼材料に多用され、塗装下地として優れた性能を示す。
単独での耐食性は限定的であるが、塗装と組み合わせることで防食性能を大きく向上させることが可能である。
化成処理は単体性能だけでなく、後工程との組み合わせを前提として評価する必要がある。

熱処理・表面改質(窒化処理・PVD・CVD)

熱処理や表面改質技術は、材料表面の組織や成分を変化させることで、耐食性や耐摩耗性を向上させる手法である。
窒化処理は、鋼材表面に窒素を拡散させ、硬化層を形成する処理であり、耐摩耗性向上とともに、一定の耐食性改善効果も期待できる。
一方、PVDやCVDといった薄膜形成技術は、セラミック系や金属系の硬質皮膜を表面に形成することで、腐食環境から基材を遮断する役割を果たす。
これらの皮膜は非常に硬く、化学的にも安定しているため、過酷な環境下で使用される部品に適している。
ただし、皮膜に欠陥がある場合には局部腐食が進行する恐れがあるため、処理品質の管理が極めて重要となる。
耐食性向上を目的とする場合には、使用環境との適合性を十分に検討する必要がある。

塗装・コーティングによる防食対策

塗装やコーティングは、材料表面を物理的に覆うことで、腐食因子の侵入を防ぐ防食手法である。
比較的低コストで広範囲に適用できる点が大きな利点であり、橋梁、建築物、産業機械など多くの分野で採用されている。
塗膜は酸素や水分、塩分を遮断する役割を果たすが、膜厚や密着性が不十分な場合には、下地腐食が進行する可能性がある。
そのため、下地処理としてブラスト処理や化成処理を組み合わせることが一般的である。
近年では、フッ素樹脂塗装や重防食塗装など、高耐久なコーティング技術も普及している。
塗装は定期的な補修が前提となるが、適切な仕様選定と保守管理により、長期的な耐食性確保が可能となる。

使用環境と耐食性の関係

屋外・大気環境における腐食リスク

屋外や大気中で使用される金属材料は、常に酸素と水分にさらされるため、腐食が発生しやすい環境に置かれている。
特に雨水や結露が繰り返し発生する条件では、金属表面に電解質となる水膜が形成され、電気化学的腐食が進行しやすくなる。
一般的な都市部においても、排気ガスや工業由来の大気汚染物質が腐食を促進する要因となる。
屋外環境では、昼夜や季節による温度変化が大きく、これが結露発生の原因となる点も見逃せない。
特に風通しの悪い箇所や水が滞留しやすい構造では、局所的に腐食が進行しやすい。
こうした条件下では、炭素鋼単体での使用は難しく、塗装やめっきなどの防食処理が不可欠となる。
耐食性を確保するためには、材料選定だけでなく、雨水が溜まらない構造設計や、定期的な点検・補修を前提とした運用が重要である。
屋外使用では「環境+設計+保守」を一体で考える必要がある。

海洋・沿岸環境で求められる耐食性

海洋および沿岸環境は、金属材料にとって極めて腐食性の高い使用条件である。
空気中に含まれる塩分や海水中の塩化物イオンは、腐食反応を著しく促進し、一般大気環境と比較して腐食速度が数倍以上になることも珍しくない。
特に飛沫帯や潮汐の影響を受ける部位では、乾湿の繰り返しにより腐食が加速される。
このような環境では、炭素鋼や低合金鋼の使用は大きなリスクを伴うため、重防食塗装、溶融亜鉛めっき、耐塩害性に優れたステンレス鋼やチタンなどの材料が選定されることが多い。
特にSUS316系ステンレス鋼は、モリブデン添加により耐孔食性が向上しており、沿岸用途で多く採用されている。
ただし、高耐食材料であっても万能ではなく、設計不良による隙間や異種金属接触によって腐食が発生することがある。
海洋環境では、材料選定と同時に構造・施工・保守を含めた総合的な防食設計が不可欠である。

化学薬品・高温環境での材料選定

化学薬品を扱う環境や高温条件下では、一般的な大気環境とは異なる腐食メカニズムが支配的となる。
酸やアルカリ、有機溶剤などの化学物質は、金属材料と直接反応し、短期間で深刻な腐食を引き起こす場合がある。
そのため、耐食性評価は薬品の種類、濃度、温度を正確に把握した上で行う必要がある。
高温環境では、化学反応速度が上昇するため、常温では問題とならない材料でも腐食が急激に進行することがある。
また、高温下では不動態皮膜の安定性が低下し、ステンレス鋼であっても耐食性が十分に発揮されないケースが存在する。
こうした条件下では、ニッケル合金やチタンなど、化学的安定性に優れた材料が選定されることが多い。
ただし、コストや加工性の制約も大きいため、過剰品質とならないよう、耐薬品データや実績に基づいた慎重な材料選定が求められる。

食品・医療分野における耐食要求

食品および医療分野では、耐食性に加えて衛生性や安全性が極めて重視される。
食品加工設備では、水分や洗浄薬品に常時さらされるため、腐食しにくく、かつ金属溶出の少ない材料が求められる。
このため、ステンレス鋼、とりわけSUS304やSUS316が標準的に使用されている。
医療分野では、体液や消毒薬との接触に耐える必要があり、さらに生体適合性も考慮しなければならない。
チタンや高耐食ステンレス鋼は、こうした要求を満たす材料として広く採用されている。
腐食による表面劣化は、細菌繁殖の原因にもなるため、耐食性は衛生管理の観点からも重要である。
これらの分野では、材料単体の耐食性だけでなく、溶接部や表面仕上げの品質も重視される。
長期的な安全性を確保するためには、使用環境に適した材料と加工方法を総合的に選定することが不可欠である。

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株式会社アスク

【この記事の著者】

株式会社アスク 営業部

小ロット・小物部品の製作を手掛け、手のひらサイズの部品製作を得意としています。国家検定1級技能士が多数在籍し、一日でも早く製品をお届けするためお見積りの回答は最短1時間!
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※こちらの記事はAIを参照して記事作成しております。
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